某月某日、そろそろ春も近づき家庭菜園もいよいよ始まろうという天気の良い日に隣町に堆肥を安く買えるという話を友人から聞いたので早速行ってきました。
フランスは今、コロナの影響で外出制限や生活必需品を扱うお店以外は閉まっていたりするので、やっているか不安でしたが、やっていました。
堆肥を作ってる会社から直買い
初めて、ホームセンター(園芸店)ではないところで堆肥を買うので、どういう所か興味津々で車を走らせ10分ほどで到着。
教えられた場所に着くなり思ったことは「え!?ここ??買えるの?」
作業していたおじさんが来て、「堆肥を買いたいのですが…」と訪ねてみると「OK」と置いてあったフェンスをよけて車を入れてくれました。
友人からもらった大袋を見せると「大きさがわからない」とおじさん。
みんなで袋の表示を見たが、何リットルサイズの袋かわからず…
とりあえず、近くに置いてあったスコップで袋に堆肥を入れます。(もちろん自分たちで(*’ω’*))
この大袋に7,8割入れて4ユーロという格安な値段でした。
お店で買ったら、大袋で7袋弱くらいにはなる量だと思います。しかも、ゼロウェイストな買物でした。この大袋は友人からもらい受けたものですし、また繰り返しつかえます。
堆肥だけではなく、土や石などホームセンターで売ってる袋詰めの商品が、こういう風に直接買える場所があればとってもエコなのにと思う今日この頃でした。
しかし、なぜこんな安く買えたのでしょう?明らかに個人が買いに来るところではなさそうなので調べてみることにしました。
この場所を調べてみた
まず、看板には「NATURECO」とあり明らかにエコな会社な雰囲気(*’ω’*)
webサイトによると、LOISELEURグループという緑化工事や公園整備、スポーツの競技場などの整備をしている会社の子会社のようです。1998年に持続可能な開発(SDGs)の課題に取り組むために設立されたようです。
そして、グリーン廃棄物(伐採や剪定で出た木、梱包用木材、パレットなど)をボイラーの燃料や植物のマルチング材(ウッドチップのようなものだと思う)として処理して造園や農地に活用されているみたいです。
堆肥は、このグリーン廃棄物と生ごみも併せてつくられているようです。
1998年には、こうしたSDGs的な持続可能な取り組みが始まっていたんですね。
参照NATURECO
きっと、街の花壇や公園、スポーツ競技場などで使われる堆肥なんですね。だから、とっても業務用な感じがにじみ出ている場所だったんですね。個人でも買えることに感謝感激です。
ここで買うメリット
- この素敵な取り組みを応援できる
- 袋持参でゼロウェイストな買物ができる
- 自分の好きな量を買える
- 自分で袋に入れることで足るんだお腹をちょっと鍛えられる
- お店で買うより安い
最後に
来週から暖かくなるらしいので週末に頑張って、
今回ここで買った堆肥に、鶏の糞も混ぜて今年の家庭菜園の土を作りたいと思います。
只今、ポットに種を撒いて苗を育成中(*’ω’*)。4月が楽しみです。