フランスでの生活で私が実践している「おうちエコ活動」を紹介します。
少し前からよく聞くようになった「エシカル」や「ゼロウェイスト」の考えを知った時に、すごい共感しました。今まで少しずつ生活の中で変えてきた生活スタイルはこの2つにとても近いものだと思いました。今回紹介するエコ活だけではなく、色々な方が実践している色々な取り組みを参考にしてこれからも随時生活に取り込んでいきたいと思っています。
エシカル消費に切り替え
地産地消、いわゆる地元の野菜などの地元で作られたものを買うように心がけるようにしています。それにより、輸送や配送などのエネルギー削減につながり、そして地元地域の活性化につながります。
また、安売りの商品などを買う前にどこで作られたものか、誰によって作られたものかを考えるようになりました。そして、フェアトレード商品を購入するよう心掛けるようになりました。特にコーヒーやお茶、魚など認証ラベルを探すようになりました。
無くなった電球からLED電球に変える
電力をなるべく消費しないように、無くなった電球からLED電球に切り替えています。LED電球の購入金額は高めですが、のちのち将来を考えたときに節約にもつながり、実はお財布にもやさしいです。
買い物する際には産地などの表示や認証ラベルを確認するように
野菜やお肉、食品はできるだけ、地元⇒フランス⇒ヨーロッパのものを選ぶようにしています。運送などのエネルギー削減につながり、地元を応援することにもつながります。
生産者に保証すべき金額など、細かく設定されたフェアトレード基準を守った「フェアトレード認証マークの商品を心がけるようになりました。
にわとりを飼って新鮮な卵を
放し飼いでニワトリを飼って、ニワトリたちは外で土で遊び、草を食べ、私たちは卵を頂きます。毎日、卵を産んでくれるニワトリたちに感謝しつつ仲良く暮らしています。
エシカルというと、響きは良いですが、もともとはフランスで「卵かけご飯」が食べたいと理由で飼い始めました。今ではニワトリさん達のいない生活は考えられません。
ゼロウェイストな生活を心がける
ゼロウェイストとは「ゴミをださない」「ゴミを作らない」「無駄なものをもらわない」など無駄なゴミをゼロにする取り組みのことをいいます。
フランスで生活を始めて、「日本に比べて不便だな」と最初は思いましたが、ゼロウェイストという考えがすでに根付いてる生活スタイルにとても共感しました。
ゼロウェイストというと響きがカッコいいですが、私はいつも「もったいない、もったいない!」「節約、節約!」と思っています。
買い物編
常にエコバック(ショッピングバック)を持ち歩く
フランスでは、レジ袋は無料ではないので自分で持っていくか、その場で購入することになります。私はお店で購入したエコバック(ショッピングバック)を使用しています。フランスのエコバックは日本のに比べてかなり頑丈で大きいです。お店や季節によってデザインも色々なものがあります。
昔はエコバックを忘れて買うことが良くあったのですが、最近はバックの量が増えて困るので忘れないように車に置いておくようになりました。
1回使った野菜袋を再利用(お店に持っていって再利用)
フランスでは、基本的に野菜や果物は量り売りなので、置いてある紙袋やプラスチック袋(コンポスト可能な生分解性ビニール袋)を使用しますが、再度利用できるので、穴が開くまで使っています。(エコバックと一緒に車に入れてある)
穴が開いたり土で汚れた紙袋は、暖炉の火おこしの際に使います。100%生分解性ビニール袋は、子供の学校の迎えの際に持っていき、ササっとゴミ拾いをする際のゴミ袋や手袋として再利用したりします。でも、結構薄手なので破けやすいです。
時間ができたら、量り売り野菜用のコットン巾着を作ろうと思っています。
プラスチック容器の商品よりガラス瓶や缶の商品を買う
フランスに来て驚いたことに、調味料やパスタソースなど瓶の商品が多いということがあります。そして、マスタードやマヨネーズなどが入っていた瓶は、使用後にコップとして使うことができます。とても良いアイデア!!
その他、食べ終わった瓶は、残しておいて自分で作ったジャムやドレッシングなど入れて置いたりと色々使えます。
もちろん、リサイクルゴミにも出します。フランスは町の駐車場やお店の駐車場などに瓶専用のゴミ捨て場があるので、そこまで持っていきます。
卵は近所で卵のパックを持っていく
基本的には、卵は自分の家のニワトリの卵なのですが、季節の移り変わりや夏の暑い時期、寒い時期は卵が少なくなる時期がくるので、近所の農場で買います。
冬は近所の農場が閉まっているのですが、春からは近所の農場が開いているのでそこで野菜や卵を買うようにしています。なので、卵を買う際は、以前買った卵のケースを残しておいて、それを持って行って入れてもらいます。
(昔、タッパーを持って移動販売している豆腐屋さんに豆腐を買いに行ったことを思い出します)
お菓子を買う時は大袋。(持ち運びはタッパー)
お菓子の小袋。出かけるときなどにとても便利なのですが、毎回ゴミが出るし無駄な包装もあり、無駄なゴミを作っている気分に。なので、出かける際は個包装の買うこともありますが、基本的には個包装ではなく大袋のものを選ぶようにしています。持ち運びは、手作りの巾着やタッパーを使用しています。ものによってはジップロックのような袋を繰り返し使っています。
ブロカント(Brocante)やルボンコワン(leboncoin)で必要なものを買う
ブロカントは日本でいうバザーのようなもので、1年に1回色々な町で行わてれています。日本のバザーより古いものが多くあるように感じますが、子供服やおもちゃなど子供用品が多くあるように感じます。
ルボンコワン(leboncoin)は日本でいうメルカリのようなもので、今年で15年になるフランス人の多くが利用するネットサイトです。
去年はコロナの影響でブロカント(Brocante)がなかったので、今年は開催して欲しいです(*’ω’*)
買う方ではなくて、出品する方に挑戦したいです。
お出かけ編
常にマイボトル(水筒)を持ち歩く
フランスは日本と違いコンビニがありません。そして500mlのペットボトルの飲み物もあまり売っていません。なので、出かける際はとりあえずマイボトル(水筒)に水を入れて持ち歩くのがごく普通になりました。
息子のお弁当のパン入れを手作り(プラ削減)
実は、うちの長男はアレルギー持ちで学校のある日は毎日お弁当を作っています。
日本の給食は毎日ないかしらの炭水化物(ごはん、麺類、パンなど)が付くと思うのですが、フランスでは毎日フランスパン(バケット)が付きます。
初めはそのシステムを知らなくて、持たせていなかったのですが、ある日、担任の先生経由で伝えられ、毎日持たせるようになりました。はじめはお店でパンをまとめ買いしビニール袋に入れて持たせてたのですが、なんせ毎日のこと…ビニール袋の消費も半端ない。一回使うだけで捨てられてしまってもったいないので、あまり布でパン入れを作りました。
コロナの影響もあって、今では毎日洗濯するので4つの巾着を回して使っています。
生活編
生ごみはコンポストかニワトリの餌に。
うちはニワトリを飼っているので、料理の際にでる野菜くずは細かく刻んでにわとりにあげます。にわとりの食べないその他の、玉ねぎの皮やお茶の葉、卵の殻などをコンポストに入れて、家庭菜園に活用しています。
野菜は家庭菜園で
家庭菜園で自給自足を目指しています。春から秋までにできるだけ野菜をつくり、冬は寒くて野菜は作れないので、春から秋にかけて収穫した野菜を保存して冬から春に食べるという生活が私の理想です。まだまだ、修行が足りないので無理ですが、年々着実に収穫量を伸ばしています。
家庭菜園で作った野菜を食べることでプラゴミの削減、運送などのエネルギー削減につながりますし、何より安心で新鮮な野菜を食べることができます。
プラスチックストローからマイストローに(プラ削減)
なぜに、子供はストローが好きなのでしょうか?ジュースを飲む時も、飲むヨーグルトを飲む時もストローで飲むのが大好きな子供たち。毎回ストローとせがまれていましたが、二年前にプラスチックゴミの代名詞ともいえるストローを買うのをやめ、金属性のストローを購入。光っていてカッコいいのか、口もとのシリコンの色を選べて嬉しいのか、子供たちにも大人気!今も無駄に飲むヨーグルトを飲む時や夏に氷を入れた飲み物の時に使っています。私も夏にはモヒートを混ぜながら飲むのに使用しています。
家でもマイボトル(水筒)を使用
コロナ渦でおうち時間が増えているのに加え、在宅で仕事を再開したので家で飲むお茶はマイボトル(水筒)に。仕事に熱中するとすぐにお茶や紅茶が冷えてしまうので、マイボトル(水筒)を導入。水を飲むのも違うマイボトル(水筒)にしています。
子供もコロナの影響で毎日学校に水筒を持っていくようになりました。その他に夜ベッドにのどが渇いたとき用に水を持っていくので、各々何個かマイボトル(水筒)を持っています。
ティバッグを止めてポットでお茶を入れる
おうち時間や在宅ワークが増えるとお茶や紅茶が増えるのも必然。2回は使うのですが、やはりティバッグを捨てるのに抵抗を覚える日々。ティバッグから出してコンポストに捨てているのですが、それも面倒になってきたので、それなら一層のことにティバッグではなく、茶葉とポットに変更しました。
手作りヨーグルト(プラ削減)
うちの子供も旦那もヨーグルトが大好き。食後のデザートといえばヨーグルトなのです。なので、1週間にすごい量のヨーグルトが消費されます。実は私はヨーグルトが体質的に合わないのですが、子供が学校がある日は1日4個、学校がない日は1日にヨーグルトが6個なくなります。少なくても週に24個のヨーグルトが消費されます。プラスチックゴミも増えますし、エンゲル係数も…(-_-;)。なので、ヨーグルトマシーンを購入しました。今ではヨーグルトメーカーでヨーグルトと飲むヨーグルトは手作りで、その分プラスチックごみを削減出来ていると思います。
お財布にも優しいはず(*’ω’*)
(ただし、長男のお弁当用に今でも少量のヨーグルトは購入しています。)
残りご飯は保存容器に
昔は、残り物など冷蔵庫に入れるものにはラップを使用していたのですが、フランスのラップの性能が本当に良くない。まず、ラップが上手く切れない(-_-;)。使う前からストレスなので、ガラスの保存容器を購入しました。ガラスはお値段高めなので、もちろんプラスチック容器も使っています。でも繰り返し使うので良しとしてます。
エコラップ
ささっと、冷凍庫に入れておきたいものは、友達が作ってくれた、エコラップを使用しています。これがまた便利なんですね。
保存容器に移すのが面倒な時や、果物の切れ端などを器に入れて上から被せて使っています。
使い終わったプラ箱を再利用する
大体、いつも買う食品は決まっているので、出るプラスチックゴミも決まってきます。
なので、できるだけシッカリしたプラ箱を選びリユース(再利用)しています。
プラスチック容器をコンポストへ入れる生ごみ用入れ、ニワトリにあげる野菜くず用入れに利用しています。また、家庭菜園用の苗をつく際の育苗ポットしても使っています。
また、自宅で持ち寄りホームパティなどをした際に、残ったものを友達に分けたりするのにも利用できます。返品不要なので気軽に渡せます。
夏には蓋に穴を開けて、子供の虫かごとしても使用します。
その他にも、使えそうなものは捨てずに子供のおもちゃや収納などにリユース(再利用)しています。もちろん、プラスチックゴミとして捨てたりもします。
服や物を大切に使う
基本的に子供の服はほとんど買っていません。うちの子はまだ、特に服にこだわりもないようですし、新しいものを買ってもすぐに着れなくなって「もったいない」んですよね。
しかも幸運なことに、近所の友達の子・いとこのお下がりの服や靴を頂いけるので助かっています。フランスでは、子供の服はサイズアウトしたら残して置き、知り合いやいとこの子に譲ったりブロカンやルボンコワン(leboncoin)で売ったりします。または、町やスーパーの駐車場に設置されている服回収ボックスに入れます。
子供たちは、「この服は●●君のだったでしょ!?」とか当てるのが好きなようで、仲の良いの子が使っていたものに愛着もわくようで微笑ましくもあります。
ズボンなどに穴が開いた場合は直して、また履いてもらいます。たまに、微妙。。っていうお直し作品はパジャマや部屋着として使っています。
私と夫の服も穴が開いたりサイズが合わなくなったりしたものは、修復して使います。因みにこれは私の趣味でもあります。針をチクチク刺すのが好きなのです。
散歩のときにゴミ拾い
以前、町でのゴミ拾いイベントに参加したのですが、コロナが始まったあたりからマスクやポイ捨てが増えてきたのか目立つように。一人でやる勇気もなく、ただ気になる~と通り過ぎていたのですが、そのタイミングでツイッターを始めて、日本でゴミ拾いをしている方が沢山いることを知り勇気をもらいました。特に高校生のゴミ拾い少年(‘ω’)ノ
そう、自分のできることから始めなきゃっと思いたちました。フランスでは週末は家族とお昼をたべて、その後近所を散歩するのが定番の過ごし方なのですが(私のフランスの家族の場合)、その午後の散歩にゴミ拾いを取り入れました。大体30分から1時間半くらい歩きます。
車や人が通る道添いにはペットボトル、プラゴミ、マスク、たばこの吸い殻が、林や森の中にはティッシュや風で飛ばされてきたようなプラゴミが目立ちます。毎日はできませんが、自分のペースで続けていきたいと考えています。